名スポットは迂回した先に。

【おはよう純喫茶#23】自家焙煎珈琲の店 シャモニー 古町店(新潟県新潟市/ 新潟駅)

レトロな空間、ノスタルジックな喫茶体験ができる純喫茶を紹介する「おはよう純喫茶」。

タバコが吸えるお店や、モーニングセットの情報なども掲載。

本記事を読みながら趣のある朝を想像し、近くを通る際にはそんな趣のある朝を再現してみてはいかが?

 

自家焙煎珈琲の店 シャモニー 古町店

新潟駅から歩いて30分ほど。決して近いとは言えない距離がつらく感じないのは、その途中に地元スーパーや雄大な信濃川という、心和む風景があるから。

小雨が降りだしたので、しっとり濡れたアスファルトを小走りで進む。レトロな商店街のアーケードに逃げ込めばひと安心。お目当ての老舗喫茶「シャモニー」もすぐそこだ。

歴史ある古町エリアの老舗喫茶 photo by よだ なお

店の入り口は階段を上がった先にある。早朝でも明かりの灯るオレンジ色の看板を目印にすれば迷う心配はまずない。

雨の早朝、オープンすぐにもかかわらずすでに先客が photo by よだ なお

店内には赤いベルベットの椅子が並び、まさに老舗の風格。控えめなBGMの隙間から、豆を挽く軽やかな音やグラスをあらう水音がよく響いているが、そういう日常音そのものが、贅沢なBGMになっている。

メインストリートに面していない窓にもこだわりを photo by よだ なお

窓を彩るのは、コーヒー豆があしらわれたステンドグラス。コーヒー豆のすぐ下、「Chamonix…シャモニックス…?」と気になって調べると、フランス語で「シャモニー(フランス東部のモンブラン麓の町の名)」と読むらしい。オーナーは欧米を巡ってコーヒーを学んだそうだから、きっと思い出の地を店の名にしたんだろう。

長年愛されるこの店のブレンドコーヒー photo by よだ なお

サイフォンで淹れられたシャモニーブレンドは、スモーキーでビターな香りがどこか大人びている。しっかりとした苦味とコクがありながら後味はマイルドで、一口ごとに体に染み渡っていく。

ボリューム十分のトーストセット photo by よだ なお

斜め切りのチーズトーストにタバスコをポトリと落とせば、ちょっぴりピザ気分がする。山盛りサラダに添えられたオレンジは、コーヒーの口直しに嬉しい存在だ。

外は雨足が強まり、ステンドグラスに雨粒が叩きつける。雨宿りを口実に、もう少しだけ長居をしよう。カップを両手で包み込み、その温もりに深く息をついた。

施設詳細

喫茶名 自家焙煎珈琲の店 シャモニー 古町店
住所 新潟県新潟市中央区古町通5番町591
アクセス 新潟駅下車 徒歩30分
新潟駅より本町バス停下車 徒歩5分
営業時間 8:00~18:00
木曜定休(祝日の場合は営業、翌日が定休)
駐車場 なし
備考 公式サイト

 

案内人

よだ なお

郷土料理(ふるさとごはん)コーディネーター」として、いつものごはんやおやつに日本各地の郷土料理を作って暮らしています。旅という名の、郷土料理&ご当地グルメ調査に出かけるのがライフワーク。調査と試作を経た郷土料理のレシピを、エッセイとともにInstagramで発信中です。本を出すのが夢。

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