名スポットは迂回した先に。

【おはよう純喫茶#22】喫茶 アリサ(大阪府大阪市/ 大阪梅田駅)

レトロな空間、ノスタルジックな喫茶体験ができる純喫茶を紹介する「おはよう純喫茶」。

タバコが吸えるお店や、モーニングセットの情報なども掲載。

本記事を読みながら趣のある朝を想像し、近くを通る際にはそんな趣のある朝を再現してみてはいかが?

 

喫茶 アリサ

大阪の中心地である梅田は梅雨明けを迎えて、本格的に夏の空気が漂う。ギラギラした日差しが横断歩道の白に反射して目が痛い。高架下に逃げ込むと、その一角だけはまるで夜のような暗がりだった。「喫茶 アリサ」の明かりに思わずホッとする。

高架下の隠れ家喫茶店 photo by よだ なお

ステンドグラスの気品ある雰囲気に、赤いレトロな看板。「アリサ」のフォントも味があって、純喫茶好きにはたまらない。

ステンドグラス横に張り紙という大胆さ photo by よだ なお

ステンドグラスの横にこんなに大胆に張り紙をしていいのだろうかと老婆心ながら心配してしまう。ただし、その気取らない雰囲気がいい感じに入店のハードルを下げているのは確かだ。

高級感のあるインテリア photo by よだ なお

高級感のある椅子に腰を下ろし、一息つく。壁際に並ぶ2人席は、ビジネスマンの休憩や打ち合わせにも重宝されそうだ。

貴族の邸宅のような雰囲気 photo by よだ なお

明るさを抑えた店内はどこかの貴族の邸宅みたいで、大きなテーブルではこれから晩餐会でも始められそうな気がする。時折頭上を通り抜ける電車の音と振動がなければ、ここが高架下だという現実に戻れないかもしれない。

金属製カップに結露した水滴が浮かんでくるのが涼しげ

この暑さでは、朝でもホットを頼む気にはなれない。金属グラスのアイスコーヒーがカラコロと軽快な音を立て、風鈴のように涼を運んでくる。カップに水滴が浮かんでくるのと逆に、汗は引いていった。

ワンコインモーニングは今や絶滅危惧種 photo by よだ なお

遅れて届いたバタートーストは、食べやすいスティック状なのが嬉しい。深みのある苦味のコーヒーに、バターの濃厚な旨みがよく合う。
それにしても、これにゆで卵を追加してもワンコインという破格の値段だ。高級感のある店なのに価格は圧倒的に庶民派。こんないい店が残っているのも、大阪ならではなのかもしれない。

施設詳細

喫茶名 喫茶 アリサ
住所 大阪府大阪市北区芝田1丁目6-5
アクセス 阪急 大阪梅田駅下車 徒歩ですぐ
営業時間 8:00~20:00(土日祝は9:00開店)
年中無休
駐車場 なし
備考 モーニングは11:00まで

 

案内人

よだ なお

郷土料理(ふるさとごはん)コーディネーター」として、いつものごはんやおやつに日本各地の郷土料理を作って暮らしています。旅という名の、郷土料理&ご当地グルメ調査に出かけるのがライフワーク。調査と試作を経た郷土料理のレシピを、エッセイとともにInstagramで発信中です。本を出すのが夢。

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