


【ぶらり書店巡り#12】透明書店(東京都台東区 / 都営大江戸線 蔵前駅)

【忘れられないふるさとの味#9】深川宿の深川めし(東京都江東区 / 清澄白河駅)

タブレットの台頭により、ペーパーレスの動きが盛んになってきた。
しかし、「本を手に取り読書する」という、利便性だけでは測れない魅力も確かに存在する。
「#ぶらり書店巡り」ではおすすめの本屋さんと、紙の本を探す楽しさを紹介する。
あんずの木の下には本が入った箱が置かれている。photo by 日本の本屋
紙を束ねるようにして、本をセレクトするーー。「タバネルブックス」は、東京都大田区、石川台駅徒歩5分ほどのところにある。元々住居であった建物の一階を改装した書店で、店舗は住宅街の中にひっそりと佇んでいる。
紙を“束ねる”ようにして本をセレクトするので「タバネルブックス」。photo by 日本の本屋
石川台駅の改札を抜け、雪ヶ谷八幡神社の方面に向かって歩き、坂をひとつふたつ越えると見えてくる、店舗前の大きな木。
家を建てる際に、タバネルブックス店主である中野さんのご両親が植えたあんずの木だそう。春夏には緑の葉を大きく広げ、店舗に訪れる人を出迎える。
タバネルブックス店内。photo by 日本の本屋
チェコの絵本。photo by 日本の本屋
チェコの雑貨。隠すように置かれているものもあり、見つけるのが楽しい。photo by 日本の本屋
店内にはチェコの絵本や雑貨が並ぶ。60〜80年代の書籍が多く、文字は読めずともかわいらしい装丁に引かれて思わず手に取ってしまう。オープン当時は古本がほとんどだったが、今は新刊の書籍も仕入れているという。
デザインやアートに興味がある方にはたまらない空間となっている。
柱の色に合わせた淡いグリーンの壁紙。店主自ら色を塗ったそう。photo by 日本の本屋
お店ではワークショップも開催している。今後は、チェコのアニメーション上映などのイベントも構想しているそうだ。タバネルブックスは今後も、本を通じて、書店を通じて、文化への理解や興味をいっそう深められる場所としてあり続ける。
施設詳細
店舗名 | タバネルブックス |
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住所 | 東京都大田区東雪谷2-30-3 |
アクセス | 東急池上線 石川台駅 徒歩10分 |
営業時間 |
木・金 14:00〜20:00 |
駐車場 | なし |
備考 | HP▶︎ |
東京都出身のWEB編集者。書店徘徊・登山・ランニングが趣味。ランニングで鍛えた持ち前の健脚で日本各地の書店と山を巡っている。
▼前回の「#ぶらり書店巡り」