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【ぶらり書店巡り#11】ほんまる 神保町(東京都千代田区 / 神保町駅)

タブレットの台頭により、ペーパーレスの動きが盛んになってきた。
しかし、「本を手に取り読書する」という、利便性だけでは測れない魅力も確かに存在する。
「#ぶらり書店巡り」ではおすすめの本屋さんと、紙の本を探す楽しさを紹介する。
数年前にリノベーションされ、人気のカフェや雑貨店が入居するウグイスビルの1階にある「Frobergue(フローベルグ)」。
通りがかる人々が思わず足を止めるこのお店は、国内外の古い絵本を中心に取り扱う古本屋さんです。
まるでヨーロッパの本屋さんのような外観 photo by いぶ
店内はアンティークの棚やラックで構成されていて、どこかロマンチックで落ち着く雰囲気。
深いモスグリーンの壁も素敵です。
天井の装飾とモスグリーンの壁が印象的な店内 photo by いぶ
取り扱う絵本はヨーロッパの古いものが中心ですが、一般の方から買い取った本も並びます。
懐かしい日本の絵本も豊富で、昭和初期の貴重な本から、「こどものとも」といった平成の絵本まで置かれています。
昭和10年発行の函入りの本を手に取ってみると、当時の言葉遣いや丁寧な装丁にロマンを感じました。
古い絵本 photo by いぶ
国内外の古い絵本が詰まった木箱 photo by いぶ
レジカウンターの奥には、暮らしや文化、人文書、専門書などがぎっしり。
日に焼けた古書も新品同様の本も入り混じり、興味の赴くまま手に取れるのが魅力です。
新しいもの古いもの、和書洋書も同ジャンルでひとまとめになっている photo by いぶ
お店の入口と店内には、100〜300円均一のコーナーがいくつもありました。
絵本の隣にマニアックな雑誌があったり、難しそうな文庫のそばに漫画が並んでいたり。
気軽に試せる価格でいろんな作品が楽しめるのが嬉しいですね。
古いトタンボックスに入れられた均一本 photo by いぶ
絵本も雑誌もひとまとめになっていて見ていてたのしい photo by いぶ
この日は絵本作家さんの展示会が開かれていたこともあり、女性のふたり組やカップルのお客さんが多く訪れていました。
お店のホームページやSNSでは、新しく入荷した本や展示会の情報がこまめに更新されています。特に本についての丁寧な紹介は必読。ぜひ気になった方はチェックしてみてください。
施設詳細
店舗名 | Frobergue |
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住所 | 東京都台東区蔵前4-14-11 ウグイスビル101 |
アクセス | 都営浅草線 蔵前駅から徒歩2分 |
営業時間 | 12:00〜18:00 定休日:水曜日 ※火曜日不定休 |
備考 | ▶︎HP ▶︎Instagram |
福岡出身、都内在住。本屋と本が好きなふつうの会社員。小説やエッセイ、暮らしにまつわる本をよく読みます。
▼前回の「#ぶらり書店巡り」