


【ぶらり書店巡り#15】藤乃屋書店(東京都大田区 / 東急電鉄 御嶽山駅)

【ぶらり書店巡り#14】Shibuya Publishing & Booksellers(SPBS)本店(東京都渋谷区 / 代々木公園駅)

タブレットの台頭により、ペーパーレスの動きが盛んになってきた。
しかし、「本を手に取り読書する」という、利便性だけでは測れない魅力も確かに存在する。
「#ぶらり書店巡り」ではおすすめの本屋さんと、紙の本を探す楽しさを紹介する。
本の街として知られる神保町。個人経営の小さな書店から大型書店までさまざまな本屋が軒を連ねており、街全体が大きな書店のようだ。
昔からある本屋が多いイメージだが、最近は新たな書店も少しずつオープンしている。そのひとつが「ほんまる 神保町」だ。
「ほんがある日は一日がまる。」という思いを込めて名付けられた。
「本」の大きな文字が目を引く外観 photo by 日本の本屋
「ほんまる 神保町」は、棚の一つひとつに棚主(借主)がいるシェア型書店。棚主は個人や出版社、書店などさまざまで、文芸書からビジネス書、専門書、実用書まで多様なジャンルの書籍が並ぶ。
あたたかみを感じる店内 photo by 日本の本屋
棚ごとにセレクトの方向性が違うため、つい時間をかけてゆっくりと見てしまう。その時の気分や興味に合わせて、チェックする棚を決めておくという楽しみ方もできそうだ。
賑やかな通りからは少し離れた場所にあるため、店内は非常に静か。集中してじっくりと本を選べるのが嬉しい。
364個の棚がある photo by 日本の本屋
「ほんまる 神保町」のオーナーは、直木賞作家として知られ今村翔吾氏。年々、日本の本屋が減少している現状を危惧し、神保町に書店をオープンしたのだという。
大阪府にある「きのしたブックセンター」、佐賀駅構内にある「佐賀乃書店」に続き、3店舗目のオープンとなる。
螺旋階段を降りた地下にも本が並ぶ photo by 日本の本屋
シェア型書店には、オーナーセレクトの本が並ぶ書店とはまた違った楽しみ方がある。思いもよらない本との出会いを求めて、「ほんまる 神保町」に足を運んでみては。
施設詳細
店舗名 | ほんまる 神保町 |
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住所 | 東京都千代田区神田神保町2-23-5 北井ビル 1F/B1 |
アクセス | 東京メトロ半蔵門線・都営新宿線・都営三田線 神保町駅 徒歩2分 |
営業時間 | 11:30〜19:00 定休日:年中無休(お盆、年末年始) |
駐車場 | 専用駐車場なし |
備考 | HP▶︎ |
東京都出身のWEB編集者。書店徘徊・登山・ランニングが趣味。ランニングで鍛えた持ち前の健脚で日本各地の書店と山を巡っている。
▼前回の「#ぶらり書店巡り」