

ただ本を買うだけじゃない。本屋に“行く理由”がここにある。
━ スマートフォンで何でも手に入る時代に、それでも足を運びたくなる本屋。
━ 効率や利便性では測れない、時間を忘れるような体験。
━ 棚の隅に眠る古書との偶然の出会いや、丁寧に選書された本たちが静かに語りかけてくる場所。
秩父の豊かな自然に囲まれたエリアや、川越の歴史ある街並み、さらに都心に近いエリアにも魅力的な本屋が揃っている。多様な文化が交わる埼玉で、あなたにぴったりの本と出会う時間を過ごしてみませんか。
この記事では、書店巡りが趣味の記者による、埼玉県に点在する個性豊かでおすすめの本屋や古書店を厳選してご紹介。
本好きはもちろん、ふと立ち止まりたくなったときに訪れたい、知る人ぞ知るスポットをまとめた。
埼玉県の川越と言えば「時の鐘」や「蔵造りの町並み」で有名な小江戸川越一番街を思い浮かべる人が多いだろう。しかし近年、その中心地から一駅離れた、埼玉県霞ヶ関に位置する「角栄商店街」という昭和の面影のこる脱力系商店街が注目され始めている。
高度経済成長期に一斉開発され、 50年を経た今でも昭和の面影が残っている。 テナントが入っては抜けてを繰り返し、シャッター街になりそうでならない絶妙なオンド感を保ったまま、アーケード全体で新陳代謝をし続けている。
角栄商店街
そんな商店街の奥の方にある「mibunka|みぶんか」の中にある「つまずく本屋 ホォル」。
一見お洒落な古本屋のようにも見えるが、知れば知るほど謎が深まる異様な場所だ。
mibunka受付
ここは運営者が自ら改装、運営している拠点である。古本もあれば新刊もあり、本棚の貸し出しも行っている。頼めばコーヒーも飲めるし、二階に上がるとコワーキングスペースまである。時には音楽イベントが開催されたり、もはやこの場所を一言で表すのは不可能だ。
そして受付のスタッフに困りごとの相談すると、色んな手助けをしてもらえるらしい。庭の手入れや、買い物代行、通院の付き添いなど、高齢化の進んだこのエリアでは毎日依頼が絶えないのだとか。
まちの誰かが運営している貸し本棚
店主により洗練された本が並び、貸し本棚などの面白いアイデアも取り入れられている。
mibunka受付
二階の共有スペース
コーヒーが飲める一息席
階段越しの劇的な本棚
施設詳細
店舗名 | mibunka(みぶんか) |
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住所 | 埼玉県川越市霞ケ関北4丁目22−13 |
アクセス | ━ |
営業時間 | 13:00〜18:00 定休日:火曜・金曜 ※営業日についてはInstagramをご確認ください |
駐車場 | ━ |
備考 | mibunka(みぶんか)HP▶︎ mibunka(みぶんか)Instagram▶︎ 合同会社オンド HP▶︎ |
北海道 | 北海道 |
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