名スポットは迂回した先に。

【車中泊MAP】軽トラハウス住民の秘蔵場所─東日本10選

 

「バンライフ」や「車中泊」といった移動生活は、いつの時代もロマンのあるものだ。しかし、そのロマンのある生活を送るための安全で車中泊できる「知る人ぞ知る穴場スポット」を見つけるのは案外難しい。

今回紹介する「車中泊MAP」は、実際に軽トラハウスで2年半を暮らしている当サイト管理人のたいき〜による「実際に利用してみて良かった車中泊スポット」。景色、治安、混み具合、周辺の環境など、実体験を通しておすすめできるスポットをまとめた。本マップによって、不安のない、その場所でしか味わえないロマンある生活を後押ししたい。

ホントは」自然の中で人のいない穴場で、ひとりひっそりと利用できるのが魅力なのだが、今回はお気に入りの絶景穴場10スポットを、北から順に紹介する。

 

目次

  1. 香りゃんせ公園(北海道北見市)
  2. 豊滝除雪ステーション(北海道札幌市)
  3. 道の駅 上品の郷 ふたごの湯(宮城県石巻市)
  4. 科学万博記念公園(茨城県つくば市)
  5. あけぼの山農業公園 さくら山(千葉県柏市)
  6. 大麦代園地(東京都奥多摩町)
  7. 道の駅 清川(神奈川県清川村)
  8. 道の駅 かつやま(山梨県富士河口湖町)
  9. 出羽公園(埼玉県越谷市)
  10. 白尾山公園(静岡県富士宮市)

 

10選

1.香りゃんせ公園Googleマップでみる


北海道北見市、常呂川の河川敷にある広大な公園で、ハーブ園を核施設として、6月から8月にかけてオレガノやペパーミント、ベルガモットなど、50種を超えるさまざまな品種のハーブが見ごろを迎える(他の人の投稿写真はこちら)。木の丸太のようなキャッチーな公衆トイレ(画像右)と、ハーブ園の散歩道が車中泊との相性が抜群だ。

もちろん星空も綺麗に見える。都心には少ない土の上を長時間歩く散歩ができるのもお気に入りポイントだ。

 

2.豊滝除雪ステーションGoogleマップでみる


北海道札幌市の南側にある豊滝除雪ステーションには、24時間空いている本館があり、自動販売機とトイレが付いている。

私はこの場所で警察官に職務質問を受けたが、身分証明をした後に雑談をし、「クマに気をつけてね」と言われて別れた。このような体験から、モラルを守っての車中泊は大丈夫なんだと自信をつけてきた。

この場所は、車で10分で行ける「豊平峡温泉」が近いことがおすすめポイントだ。豊平峡温泉は、源泉”100%”かけ流しの“ホンモノの温泉”。夜には画像のようにライトアップされて幻想的な露天風呂になる。

豊滝除雪ステーションから車で10分の「豊平峡温泉」のライトアップ画像

豊滝除雪ステーションから車で10分の「豊平峡温泉」のライトアップ

豊平峡温泉に入り、その後湯冷めしないくらいの距離にある豊滝除雪ステーションで一泊するのが最高の休息だ。

北海道はこのような「除雪ステーション」が各地にあり、夏などは休憩スポットとして活用することができることが多い。

 

3.道の駅 上品の郷Googleマップでみる


 

宮城県石巻市の温泉がついている道の駅。上品の郷には「ふたごの湯」という温泉がついている。ふたごの湯には立派なサウナもついており、車中泊する際に温泉・サウナで旅の疲れをとってから眠りにつくことができる。

その他にもマイマップ上にある「道の駅 ゆ〜さ浅虫(4Fの津軽海峡を一望できる温泉)」、「道の駅 XXX(山の中で、自然の中にある露天風呂のある温泉)」は、温泉が付いた道の駅であり、疲れを取れる車中泊スポットだ。車での旅は、車中泊スポットと旅の疲れをとるスポットがとても重要になってくるのだ。

 

4.科学万博記念公園Googleマップでみる


月明かりに照らされた科学万博記念公園の広場

月明かりに照らされた科学万博記念公園の広場

茨城県つくば市にある、化学万博記念公園

広大な広場が特徴的で、芝生に寝転びながら星空観測をすること、外周の並木道沿いの散歩が気持ち良い場所であり、自動販売機や水栓柱(水飲み場)もあるので、快適に過ごすことができる。

本公園の入り口にあるモニュメント『科学の門』が有名であり、これは高さ10mの4本の支柱に囲まれた中央に直径10cmののステンレス球が481個つり下がったものだ。4方向からそれぞれ違った見え方をし、ニュートン、ガリレイ、アルキメデス、エジソンの顔になる。ぜひ散歩しながら見つけてもらいたい。

 

5.あけぼの山農業公園 さくら山Googleマップでみる


冬のあけぼの山農業公園 さくら山画像

冬のあけぼの山農業公園 さくら山

千葉県柏市にある、トイレと大きな広場と散歩道のあるあけぼの山農業公園 さくら山

都心部に近いこの場所だが、星空を観ることもできる。落ち着いた場所で、ゆっくりと散歩をするのが楽しいことも良さだ。小高い場所にあることからも、少し風が強い。

画像は冬だが、春には「さくら山」の名の通り桜の綺麗な景色になる。

 

6.大麦代地園Googleマップでみる


夏の早朝の大麦代地園画像

夏の早朝の大麦代地園

大麦大地園は、貴重な東京都の車中泊スポット。奥多摩にあり、避暑地としても有名なこの地はマイナスイオンを感じることができるほどの大自然。停車場所によっては、車の窓から画像のような奥多摩湖を一望することもできる。

売店もあり、焼きそばやアイス、清涼飲料水なども手に入れることができるのも良い。

夏の関東車中泊スポットとしては屈指の快適さがあり、ひぐらしの鳴き声の中でゆったりとくつろぐ時間は至高だ。

 

7.道の駅 清川Googleマップでみる


春の、道の駅清川すぐ横の散歩道画像

春の、道の駅清川すぐ横の散歩道

神奈川県唯一の村、清川村にある道の駅 清川。厚木市街地まで車で20分ほどと、良いアクセスをほこりながらも写真のような大自然が広がる。

恵水Kitchenという食堂の豚丼定食がまた絶品で、訪れた際にはぜひ食べていただきたい。また、トイレには暖房便座(便座を温かくする機能)がついており、冬にも快適に陽を足すことができる。

春には、駐車場からすぐの場所にこの桜並木が広がっており、四季折々の散歩を楽しむことができる。

 

クリスマスのイルミネーション

クリスマスにはイルミネーションもされる

夏にはかき氷のキッチンカーが来ることも

コーヒーショップや整体などと出会えることも

 

8.道の駅 かつやまGoogleマップでみる


夏の、道の駅かつやますぐ前の湖畔画像

夏の、道の駅かつやますぐ前の湖畔

道路を一本挟んですぐに河口湖と湖畔が広がる、山梨県河口湖町にある道の駅 かつやま。標高が高く、避暑地として最適な場所だ。

ここには売店も付いており、湖畔の芝生広場でアイスを食べながら悠々自適な避暑地ライフを過ごすことができる。

避暑地・観光地として有名な場所なので、この辺りには美味しいご飯屋さんや、富士急ハイランドなどもあり、日中を楽しむスポットも数多くある。

 

9.出羽公園Googleマップでみる


出羽公園での、日照対策画像

出羽公園での、日照対策

出羽公園は、多目的広場(野球場)、冒険広場、相撲場、体育館、憩いの広場、ゲートボール場、テニスコート、児童広場、池などがある広大な公園だ。3月末から4月にかけて桜が満開になる。

梅雨時期に蛙の鳴き声を聞きながらする散歩は季節を感じるとても良い体験である。

駐車場に木が生い茂っており、日差しの影になるように方角を調整して停車することで、夏の暑さ対策ができる点も、車中泊スポットとして面白い。その代わり、蚊には十分注意をしたい。

 

10.白尾山公園Googleマップでみる


春の、車内からみる白尾山駐車場の景色画像

春の、車内からみる白尾山駐車場の景色

静岡県富士宮市にある白尾山公園は、眼下に見える市街地と富士山を一望できる絶景スポットだ。園内には全長65メートルのローラーすべり台などの遊具や芝生広場があり、アクティビティにも困らない。

駐車場はとても広く、まず混雑することはないので心配せずに利用できる。

良い景色、良い散歩道、綺麗なトイレ、自動販売機と全てを兼ね備えたスポットだ。

 

おわりに

私にとって良い車中泊スポットは、自然の中に散歩道があること、星空が見えること、季節感を味わえること、温泉などが付いていることなどがある。

皆さんにとっての車中泊の価値や、おすすめ車中泊スポットなども、ぜひコメントで教えていただきたい。

車中泊行為は禁止された場所もあり、今回紹介した中でも、私が利用した際にはなかったが現在は禁止になっているスポットもあるかもしれないためご注意を。周囲に迷惑にならない範囲で、モラルを守り、楽しい移動生活を!

 

第二弾(西日本10選)はこちら↓

第三弾(東日本10選 vol.2)はこちら↓

 

マイマップ作成者

たいき〜(Mappin管理人)

軽トラハウスに住み、旅暮らし(旅のような暮らし/暮らしのような旅)を送る。季節の移り変わりや、デザインの仕事、趣味に合わせて移動しつつ、全国各地のスポットを発掘する。自身がモバイルハウスに住むことから、車中泊MAPの作成に力を入れている。

instagram:@longtaiki
twitter:@longtaiki
HP:https://longtaiki.studio.site/

「たいき〜の作成したMAP」を見る▶︎

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