


タブレットの台頭により、ペーパーレスの動きが盛んになってきた。
しかし、「本を手に取り読書する」という、利便性だけでは測れない魅力も確かに存在する。
本記事では、京都府にあるおすすめ本屋さんと、紙の本を探す楽しさを紹介する。
京都市左京区に位置する一乗寺。静かな住宅街の中に、歴史的な寺院やおしゃれなカフェが点在し、ローカルな雰囲気を楽しみながら観光できるスポットとして人気のエリアです。
そんな一乗寺に、日本全国から本好きが訪れる名書店「恵文社一乗寺店」はあります。
本にまつわるあれこれの店、というキャッチコピーの通り、本だけでなく雑貨やアートも豊富。おみやげ探しを目的に訪れるのにもぴったりな、みんなに開かれたお店です。
恵文社一乗寺店 外観 photo by いぶ
叡山電鉄(通称「えいでん」)に乗って一乗寺駅へ。地元の方々が行き交う一本道を歩くこと3分、レンガ貼りの外観が目に飛び込んできます。
本屋入り口に描かれた手描きのイラスト photo by いぶ
落ち着いた雰囲気の店内 photo by いぶ
広々とした店内は、壁一面の本棚と、アンティークの家具や雑貨に囲まれた落ち着いた空間。つながりのあるテーマに沿って並べられた本たちに自然と視線を誘導され、まるで本の森に迷い込んだよう。目移りしたり吸い寄せられたり、さまざまな本との出会いを楽しむことができます。
本屋を挟んで両隣にはそれぞれ「ギャラリーアンフェール」「生活館」と名付けられた、雑貨やアートを中心に展開するスペースが隣接しています。
店舗全体の間取り図 下部中央が本屋 photo by いぶ
ギャラリーアンフェール(間取り図左側)には、ポストカードなどの文房具や雑貨、アパレルの販売スペースと、ギャラリースペースが。
生活館(間取り図右側)には、衣食住にまつわる本と、キッチン雑貨や器、ファブリックなど生活を豊かにするアイテムがセレクトされています。また、お店の奥には1日単位でレンタル可能なイベントスペース「コテージ」や中庭もあります(間取り図上部)。
誰かに贈りたくなる珍しいデザインのポストカードやお手紙セット photo by いぶ
筆者が訪れた11月下旬、ギャラリーアンフェールにはいろとりどりのクリスマスグッズが集まっていました。季節ごとに品揃えが入れ替わってゆくのも、訪れる楽しみのひとつですね。
フランスの「フェーブ」と呼ばれる小さなガラスのフィギュアもこの時期ならでは photo by いぶ
思い思いに雑貨を手に取りながら選ぶお客さん photo by いぶ
今回旅行で訪れた筆者は、自分用と友人へのおみやげに、本と文房具を購入しました。
恵文社オリジナルのスタンプノートと友人へのおみやげ photo by いぶ
無料でラッピングしてもらえるサービスもあり、おみやげや贈り物にもぴったりです。
自分用に購入したスタンプノートには、早速お店の来店スタンプを押してみました。ご当地スタンプ好きにはたまりませんね。
来店スタンプ photo by いぶ
購入した本には、スタッフの方が慣れた手つきでブックカバーをかけてくれます。素朴な線画が心くすぐるデザインです。
気分が上がるブックカバー photo by いぶ
さいごに、一乗寺に来たら合わせて訪れたいスポットをひとつ紹介します。
恵文社一乗寺店を出て東へ20分ほど歩いたところにある、「圓光寺」という禅寺です。美しい苔庭と紅葉の名所として知られ、特に秋には庭園が鮮やかな赤に染まり、枯山水や竹林とともに絵画のような景色を楽しむことができます。
春夏秋冬、それぞれの自然の魅力を味わえる名所です。道中には、美味しいパン屋さんやカフェも点在。ぜひゆっくりお散歩しながら、一乗寺を巡ってみてはいかがでしょうか。
秋の圓光寺 紅葉の見頃は11月下旬〜12月上旬ごろ photo by いぶ
(文・写真:いぶ)
施設詳細
店舗名 | 恵文社一乗寺店 |
---|---|
住所 | 京都府京都市左京区一乗寺払殿町10 |
アクセス | 叡山電鉄一乗寺駅から徒歩3分 |
営業時間 | 11:00-19:00 ※年末年始を除く 定休日:元日 |
駐車場 | 専用駐車場あり |
備考 | 公式HP |
北海道 | 北海道 |
---|---|
東北 | 青森県 岩手県 秋田県 宮城県 山形県 福島県 |
関東 | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 |
中部 | 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 |
近畿 | 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 |
中国 | 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 |
四国 | 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 |
九州 | 福岡県 佐賀県 長崎県 大分県 熊本県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 |