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タブレットの台頭により、ペーパーレスの動きが盛んになってきた。
しかし、「本を手に取り読書する」という、利便性だけでは測れない魅力も確かに存在する。
「#ぶらり書店巡り」ではおすすめの本屋さんと、紙の本を探す楽しさを紹介する。
「道草書店」の文字、じっくり眺めていたくなる美しさ photo by 日本の本屋
新宿駅から電車を乗り継ぎ約1時間半。小田原と湯河原の間に位置する真鶴には、都内から真鶴に移住してきた夫婦が大切に営む「道草書店」がある。「道草書店」は真鶴町で唯一の書店なのだそう。
扉を開けて中に入ると、たくさんの本が出迎えてくれる。現在は1500〜1800冊ほど取り扱っており、文芸や建築、ジェンダーにまつわる本、そして真鶴に関連する本などが置いてある。
その奥には畳が敷かれた小上がりがあり、そこではコーヒーなどを飲むことができる。購入した本をすぐに読める環境が嬉しい。
住居兼電気屋だった建物の内装を活かした店内になっている photo by 日本の本屋
日常が愛しく感じられるような本が並んでいる棚 photo by 日本の本屋
小説やエッセイなどが置かれた棚 photo by 日本の本屋
真鶴に関連する本が並ぶ「真鶴で道草棚」 photo by 日本の本屋
「なぜ真鶴に書店を?」店主の中村さん夫婦に尋ねると、「真鶴に一目惚れしたから」という答えが返ってきた。
元々東京で暮らしていたが、子供を授かったことをきっかけに働き方や住んでいる場所を見直した。自然が豊かな場所に移住したいと思い場所を探していたところ、たまたまドライブで訪れた真鶴に一目惚れし、2020年に移住したのだそう。
移住をした当初はどんな仕事を始めるのか、何一つ決まっていることはなかった。けれど、書店がなく困っている人がいると聞き、需要があるのならばと思い、本屋を始めることにしたのだという。
小上がりの右手奥には小さな入り口が。入っていくと… photo by 日本の本屋
「子ども図書館」がある。近所に住む子供達がよく遊びに来てくれるのだとか photo by 日本の本屋
「道草書店」に来店するのは、真鶴に住む方だけではない。真鶴町は「美の町」と呼ばれており、町の景観を守るためまちづくり条例「美の基準デザインコードブック」が定められている。
町に馴染むような落ち着いた外観が特徴 photo by 日本の本屋
そのため、街づくりに関心のある建築学生や遠方からのお客さんも多いのだそう。確かに、真鶴駅から「道草書店」に向かう道すがら見えた真鶴の街並みは非常に美しく、心奪われた。
美しい景観が維持された真鶴町 photo by 日本の本屋
「道草書店」の名の通り、都心から湯河原や熱海に行く際、道草していくのも良いと思っていた。しかし、道草で立ち寄るにはとてももったいない。
真鶴には、民宿や旅館、ホテルが複数ある。また、カフェやランチができる飲食店も豊富にある。「道草書店」をはじめ、真鶴町をじっくりと堪能するプランも楽しいこと間違いなしだ。
真鶴駅 photo by 日本の本屋
施設詳細
店舗名 | 道草書店 |
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住所 | 神奈川県足柄郡真鶴町岩259-1 |
アクセス | JR東海道本線 真鶴駅 徒歩5分 |
営業時間 | 11:00〜17:00 定休日:水曜・日曜・祝日 |
駐車場 | 専用駐車場なし |
備考 | HP▶︎ |
東京都出身のWEB編集者。書店徘徊・登山・ランニングが趣味。ランニングで鍛えた持ち前の健脚で日本各地の書店と山を巡っている。
▼前回の「#ぶらり書店巡り」