街を歩いたり、車で走っていると
「なんやこれ!?」
と思うような建物・廃墟・オブジェなどを見かけることもあるだろう。
【無名の珍スポットMAP】は、みんなで「なんだかよくわからないが面白い『珍スポット』」を集め、それを調べて解明しようと試みる企画であり今回は第三弾。今回紹介する場所も、知る人ぞ知る穴場スポットばかりだ。
今回も、たいき〜が旅の途中に偶然出会った場所を紹介していく。一風変わったスポットたちは、旅のスパイスになること間違いなし…。
1.ひんやりした市場の廃墟「八條市場」(Googleマップをみる)
北海道旭川市にある八條市場は、昭和四年に開業し100年近くが経つ市場であり、現在は廃墟のようになっている。
長細く薄暗い通りは、夏でもヒンヤリしており風情がある。
住宅も兼ねていたであろう店舗もあり、少し覗くと昔のリビングが残されたような場所もあり、昔のまま時が止まっているような不思議な感覚を味わうことができる。
正面のドアは割れており、中が少し見える。
通りを挟んで反対側までが一通になっている。
現在は使われていないため、いつ解体されてしまうかわからない。
生きた廃墟を見れるうちに行ってみるべし。
2.太平洋戦争の跡「旭浜のトーチカ郡」(Googleマップをみる)
北海道大樹町旭浜のトーチカ郡。太平洋戦争末期に建てられた10基ほどのトーチカが打ち棄てられている場所だ。
当時は約40基ほどが建てられたが、一度も使用されず終戦を迎えた。その後、護岸工事などを経て、現在、大樹町では旭浜とその内陸部を合わせて15基のトーチカが確認されているという。
トーチカ:軍事的に重要な地点を守るため、コンクリート等で造られた小型の防衛用陣地のこと
傾いたオブジェと荒廃したように広がる砂浜は、どこか世紀末感がある正に珍スポット。
内に入ることもできる。
3.ぐにゃぐにゃしてる魔女の家「サマンサ・マーサ」(Googleマップでみる)
静岡県浜松市にある、絵本のようなぐにゃぐにゃしてる魔女の家「サマンサ・マーサ」。浜松市に拠点を持つぬくもり工房が設計した、実際に住める家だ。
ハロウィンの時期にぴったりの風貌。
ハリボテ感は全くなく、しっかりとした建物の重厚感があるのがリアルでとても良い。
カボチャが乗っていたりと、ディテールにも魔女の家感が存分に出ている。
4.ゼロ磁場パワースポット「分杭峠」(Googleマップをみる)
長野県伊那市、山の中にある分杭峠。ここは日本最大、最長の巨大断層地帯である中央構造線の真上にあり、2つの地層がぶつかり合っているという理由から、エネルギーが凝縮しているゼロ磁場のパワースポットと呼ばれているスピリチュアル・スポットだ。
実際にパワーをもらえるかは、、、人それぞれ。
「富士山」、「聖域の岬(石川県能登町)」と並び日本三大パワースポットと呼ばれることも。
5.石のガンダム(Googleマップでみる)
滋賀県野洲市、バイパス沿いに鎮座する“石のガンダム”。
石材店「キセ石材」展示場のマスコットキャラクターであり、細部まで精巧に造られ、ツルツルテカテカに磨き上げられた素晴らしい作品といえよう。
「なんだこれ!?」を提供し、旅を面白おかしくする珍スポット。それが何なのかわからないところが面白く、調べてそれを知ることも知的好奇心を刺激し、玄人旅の楽しみ方と言えよう。
私有地にあるものなども多く、訪れたり写真撮影する際には十分注意し、敬意を払いながら楽しみたい。
「無名の珍スポット」第一弾・第二弾はこちら↓
軽トラハウスに住み、旅暮らし(旅のような暮らし/暮らしのような旅)を送る。季節の移り変わりや、デザインの仕事、趣味に合わせて移動しつつ、全国各地のスポットを発掘する。自身がモバイルハウスに住むことから、車中泊MAPの作成に力を入れている。
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