街を歩いたり、車で走っていると
「なんやこれ!?」
と思うような建物・廃墟・オブジェなどを見かけることもあるだろう。
【無名の珍スポットMAP】は、みんなで「なんだかよくわからないが面白い『珍スポット』」を集め、それを調べて解明しようと試みる企画であり、今回紹介する場所も、知る人ぞ知る穴場スポットばかりだ。
第二弾の今回も、たいき〜が旅の途中に偶然出会った場所を紹介していく。一風変わったスポットたちは、旅のスパイスになること間違いなし…。
1.駿河の逆さまハウス(Googleマップでみる)
静岡県静岡市駿河区にある「駿河の逆さまハウス」は、レンタルルームクレージーハウスという施設のはなれだ。その名の通り、外観を見ただけでわかるクレージーさがある。
看板の「クレージーハウス」も逆さになっている。昔はPUBだったこともうかがえるが、現在もレンタルルームとして利用できるのかはわからない。
足下をみると、地面にそのまま設置しているように見える。切妻屋根部分が庇になり、室外機を雨から守っている。
国道1号線から少し入った場所にある。通りがかったらぜひ立ち寄り、外観だけでも見てみてほしい。
2.豊橋の逆さまハウス(Googleマップでみる)
愛知県豊橋市にある「逆さまハウス」。
家が逆さになっているだけでなく、しっかりと利用できるように階段でつながってあったりと、内がどうなっているのかも気になってしまう。
看板には「麻雀 ひっくりかえる」とあり、かつてはこぢんまりとした雀荘だったことがわかる。「ひっくりかえる」部分は上下がひっくりかえっている。駿河の逆さまハウス同様、看板も逆さにする手法は逆さまハウスの共通事項なのだろうか。
トラックの上に乗っており「トレーラーハウス」になっている。土地に緊結していないことで固定資産税をうかせる手法だ。
珍スポットとしても廃墟としてもとても面白いスポットだ。
3.河口湖に半分沈んだ建物(Googleマップでみる)
山梨県、河口湖にある「半分沈んだ建物」。結論からいうとこれはウェイクボードのジャンプ台だと判明した。調べるまでは沈んだ建物だと思っていて不気味に感じていた。
湖畔にあるのどかな避暑地であり、バカンスのついでに見つけてみてほしい。
4.屋上に生えた指(Googleマップでみる)
東京都板橋区の店舗屋上に生えている指。夜に見つけてしまったらびっくりする心霊スポットにもなりかねない。
実は横から見るとハリボテだったり。
5.パトロール・ゴリラ(Googleマップでみる)
茨城県常総市でパトロールをするゴリラのオブジェ。毎日常総市の治安維持に努めている。
子供を連れての旅行中などにフラッと立ち寄ると、喜ぶこと間違いなしのスポットだ。
「なんだこれ!?」を提供し、旅を面白おかしくする珍スポット。それが何なのかわからないところが面白く、調べてそれを知ることも知的好奇心を刺激し、玄人旅の楽しみ方と言えよう。
私有地にあるものなども多く、訪れたり写真撮影する際には十分注意し、敬意を払いながら楽しみたい。
また、珍スポットはいつまでもそこにある確証はなく、いつ撤去されるかもわからないような儚いスポットばかりだ。まだ存在するうちに目に焼き付けておきたい。
前回の記事(vol.1)はこちら↓
軽トラハウスに住み、旅暮らし(旅のような暮らし/暮らしのような旅)を送る。季節の移り変わりや、設計の仕事、趣味に合わせて移動しつつ、全国各地のスポットを発掘する。自身がモバイルハウスに住むことから、車中泊MAPの作成に力を入れている。
instagram:@longtaiki
HP:https://longtaiki.studio.site/