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おしゃれなカフェの汎用性は高く、ひと休みに最適な場所。そんなお店は巷に溢れているが、そんな中でも人におすすめしたくなるような「洒落っ気」や、「趣」のあるカフェを紹介する企画「お洒落カフェ」。
旅の一休みや、優雅な休日の昼下がり、心地よい体験ができること間違いなし。
二条城へ向かう駅前の道から90度左へ折れて進む。「大政奉還」が行われ、江戸時代が終焉を迎えた日本の名所をあえて迂回して目指すのは「CC’s」。街とともに歳を重ねたこの店もまた日本の名所だと思う。

年月を感じる外壁にファサードの鮮やかな青が映える Photo by よだ なお
傷んだ屋根や外壁は「よくぞここまで残っていてくれた」と感動してしまう。早く近づきたいところだけど、信号が赤なのがもどかしい。

お蕎麦屋さんのような、居酒屋さんのような Photo by よだ なお
和風な店内に洋風な六角形の冷蔵庫。掛け軸はよく見るとこの店のロゴが描かれていて、なんだかへのへのもへじみたいだ。畳の巻かれた椅子や座布団、ピザみたいな形のテーブル…どれもこれもこの店だけの特別仕様。

ショーケースに並ぶアメリカンなケーキ達 Photo by よだ なお
この店のケーキはアメリカの家庭で食べられる素朴なもの。ピーカンナッツのたっぷり乗ったケーキやバタークリームのケーキ…どれもどこかで見たことがある気がする。最後に見たのはきっと遠い昔、子どもの頃に行ったあの小さなお店だろう。今はコンビニになってしまったあの場所。

銀紙に包まれたケーキを食べるのは子どもの頃以来? Photo by よだ なお
迷いに迷って選んだのはココアの土台にクリームたっぷりのケーキ。これに合わせるのがコーヒーとは、わたしもずいぶん大人になったらしい。
一口食べた瞬間、あまりの懐かしい味に大きなため息が出た。この甘い香りはバニラだろうか?ムースみたいなふわふわと、とろりと滑らかなバタークリームの2層が絡み合いつつ口の中でとろける。控えめな甘さとコーヒーの苦味のバランスも絶妙だ。

オリジナルのカップやお皿 Photo by よだ なお
食べ進めると隠れていたロゴがお皿の中央から顔をだす。懐かしさをじっくりゆっくり味わった後に、お店からの最後のご挨拶をしてもらったような気分。次はいつ来られるだろうか?またこの懐かしさに包まれたくて、すぐ戻ってきそうな気もする。
店舗情報
| 店舗名 | CC’s |
|---|---|
| 住所 | 京都府京都市中京区聚楽廻西町182-3 囲碁 |
| アクセス | JR 円町駅から徒歩12分 JR 二条駅から徒歩13分 |
| 営業時間 | 10:00〜15:00 火曜定休 |
| 駐車場 | なし |
| 備考 | ケーキのテイクアウト可能 |
よだ なお
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「郷土料理(ふるさとごはん)コーディネーター」として、いつものごはんやおやつに日本各地の郷土料理を作って暮らしています。旅という名の、郷土料理&ご当地グルメ調査に出かけるのがライフワーク。調査と試作を経た郷土料理のレシピを、エッセイとともにInstagramで発信中です。本を出すのが夢。
▼前回の古民家カフェ
CC’sを訪れてくださりありがとうございました。当店は今年2月28日をもちまして、50年余りのCC’s歴史に幕を閉じます。急なお知らせで、全国の皆様にお伝えする事が出来ず、このようにメディアを通じて発信してくださり、感謝です。