東屋(あずまや)は、 庭や公園などに設けられた、柱と屋根だけの休憩用または眺望用の小さい建物のことを指す。 柱だけで壁がないのが一般的で、基本的に屋根は四方が葺き下がりとなっているのが特徴だ。
「ひと休みする」という用途だけをもち、庭や周囲の自然に溶け込み、風流で雅な印象を与える。お弁当を持ち込んでお花見やピクニックをするもよし、次の行き先をゆっくり考えるもよし、機能が決まっていない魅力がある。
本記事では、そんなひと休みスポットである東屋のうち、海や湖、池などを眺めれる「水辺ビュー」のある東屋を5つ紹介する。
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1.北の海を眺める東屋 色内埠頭公園(Googleマップでみる)
北海道小樽市、日本海に面するの近くにある色内埠頭公園に建つ東屋。磯の香りが漂い、北の海を眺めるオーシャンビューが素敵な、ひと休みできるスポットだ。
公園は広大で、東屋だけでなく腰を下ろせるスポットがあったり、舗装された散歩道もある。散策して気に入った場所を見つけ、そこでひと休みしていくことができるのだ。
2.霞ヶ浦を眺める東屋 大須賀津農村公園 展望台(Googleマップでみる)
茨城県稲敷郡美浦村、日本で二番前に大きい湖である霞ヶ浦のほとりにある展望台。
展望台のため、レイクビューの景色は格別で、「無名の名スポット」とも呼べるような場所だ。
近くにトイレや喫煙所もあり、良い眺めの展望台もある。
3.洞峰沼を眺める東屋 洞峰公園(Googleマップでみる)
茨城県つくば市、洞峰公園の中にある「洞峰沼を眺める東屋」。
木漏れ日の心地よい散策ができ、ちょっと疲れたらひと休み。贅沢な時間を過ごせる。
天気の良い日の早朝が特にオススメだ。
4.粕川を眺めるパーゴラ(Googleマップでみる)
岐阜県揖斐郡揖斐川町、粕川(かすがわ)のほとりにある東屋。
大きく雄大で澄んだ水の粕川、対岸には並木があり、のどかな風景が広がる場所にある。
屋根がないので正確には「パーゴラ」だが、「水辺ビューを楽しみながらのひと休み」という点では機能は他スポットと同じ。木の格子に絡まったつたが影を落とすため、ベンチに座ると日陰になる。
5.小川を眺めるコンパクトな東屋 みとつ公園(Googleマップでみる)
滋賀県守山市、中山道守山宿の古い町屋の立ち並ぶエリアの、浅い川のそばにあるコンパクトな「みとつ公園」の東屋。
浅い川には降りることのできる階段もあり、少しの川遊びもできる。
公園部分と少しの段差があることが、密集している街中でも開放感を演出し、心地よい風が通る。
歴史ある街並みと程よい自然を眺めながらの小休憩にはもってこい。
川を渡ってすぐの場所にある創業天保二年の歴史ある店舗、朝日屋セトモノ店でソフトクリームを買い求めたり、雑貨のショッピングを楽しむな中山道守山宿の街並みをセットで楽しむのも良いだろう。
6.琵琶湖を眺める東屋 湖岸緑地(Googleマップでみる)
滋賀県草津市、琵琶湖のほとりにある「琵琶湖を眺める東屋」。
やはり滋賀に来たら琵琶湖を眺める時間は作っておきたい。そんな時にぴったりの、おすすめ「知る人ぞ知る」スポットだ。
旅のメインの目的地にはなりにくい東屋だが、近くを通りかかったり、休憩する際などに利用するのには最適のスポットばかり。
ひと休みと「水辺ビュー」の相性はとても良く、せっかくなら土地の特色でもある水辺の東屋で休んでみるのはいかがだろうか。
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軽トラハウスに住み、旅暮らし(旅のような暮らし/暮らしのような旅)を送る。季節の移り変わりや、設計の仕事、趣味に合わせて移動しつつ、全国各地のスポットを発掘する。自身がモバイルハウスに住むことから、車中泊MAPの作成に力を入れている。
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