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【名建築の旅#7】奈良ホテル(奈良県奈良市 / 辰野金吾)

訪れておくべき名建築を紹介する企画「#名建築の旅」。

建築家の情報や見るべきポイント、楽しみ方も紹介していく。

 

奈良ホテル

奈良市にある奈良ホテルは1909年開業の歴史あるホテルであり、建築家の辰野金吾により設計された。瓦屋根、漆喰の壁、西洋文化を取り入れた華やいだ意匠が混在している建築である。

木造の日本建築の中にも西洋の趣漂う迫力の和洋折衷様式であり、荘厳な「桃山御殿風檜づくり」。

初代天皇である神武天皇が祀られている橿原神宮に皇室の方が訪れる際にもよく宿泊されるなど、歴史があり、格式も高いホテルだ。

家具やピアノなど、さりげなく置いてあるものも歴史がある。実際にアインシュタインやオードリー・ヘプバーンなども利用した。明治以降ほとんど変わらない佇まいが残っている「博物館のようなホテル」だ。

そのような場所にいるだけで、自分も歴史上の人物と同じ空間体験をしているんだと思えて楽しい。

宿泊するに越したことはないが、見学だけすることも可能なようで、がくさんは何度も警備員のおっちゃんに「見学したい」と懇願したら通してくれたのだとか。見学するだけであっても、ぜひ観ておきたいスポットだ。

 

建築情報

建築名 奈良ホテル
設計者 辰野金吾
竣工年 1909年
住所 奈良県奈良市高畑町1096
利用時間
備考 HP▶︎

 

設計者

辰野金吾

1854年佐賀県生まれの建築家。工部大学校で学び、日本の近代建築の礎を築いた。西洋建築の様式を取り入れつつ、日本の風土に適したデザインを追求し、日本銀行本店や東京駅を設計。「辰野式」と呼ばれる赤レンガに白い帯を配した意匠は、日本の西洋建築の象徴となった。

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