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【名建築の旅】牧野富太郎記念館(高知県高知市 / 内藤廣)

牧野富太郎記念館

photo by たいき〜

高知県高知市、五台山にある牧野植物園は、高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の業績を顕彰するため、1958年4月に高知市に開園した植物園。博士ゆかりの野生植物や園芸植物など3,000種類以上の、四季によって変わる植物に出会うことができる。

建物は建築家の内藤廣氏が、サスティナビリティ(持続性)という考え方をひとつのテーマにして設計し、第13回村野藤吾賞をはじめ数々の賞を受賞した。

photo by たいき〜

地形に沿った屋根の形状と、中に入るとどこまでも続く梁の連続が美しく、屋内・屋外ともに歩いて楽しく、みて楽しいスポットだ。

 

建築情報

建築名 牧野富太郎記念館
設計者 内藤廣
竣工年 1999年
住所 高知県高知市五台山4200-6
利用時間 9:00~17:00(最終入園16:30)
HP 牧野植物園

 

設計者

内藤廣

1950年神奈川県生まれ。吉阪隆正に師事し、菊竹清訓建築設計事務所などを経て1981年に内藤廣建築設計事務所を設立。「海の博物館」で建築学会賞、「牧野富太郎記念館」で村野藤吾賞などを受賞している。東京大学名誉教授。

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