新潟市岩室温泉地域で作られるコシヒカリ。その「稲わら」を活用した催しが出来ないか?
旧岩室村(現新潟市西蒲区)から武蔵野美術大学に、そんな相談が持ちかけられ、稲わらを用いたアート作品を作る試みが始まりました。 それが、わらの大型造形物「わらアート」のはじまりです。
(引用:WARA ART JAPAN)
また、わらアートは「地域を元気にすること」を主題にしている。
地元の素材を使い、老若男女さまざまな地域の人々の手によって作られる。「わらアート」の制作を通して地域に新たなコミュニケーションが生まれ、地元への愛着が育まれる。 展示され、その場所に人が集まることで、観光効果・地域の認知度の向上だけではなく、地元の人々が地域の魅力を再発見するきっかけにもなる。
今回紹介する東神楽町の作品は、2023年11月上旬ごろまで展示予定の巨大な恐竜とクマのわらアート。
NPO法人わらアートJAPAN指導のもと、町民や道教大旭川校学生ボランティアの協力にて作られた、東神楽町産の米の稲わらを編み、竹や木で作られた骨組みに取り付けたアート作品だ。
町130年記念事業のひとつである、地元のもので作られた圧倒的なスケールの作品を楽しもう。
ひじり野西公園にある「スティラコサウルス」のわらアートは、高さ約4メートルの実物大の恐竜。旭川駅から車で15分ほどで着く、アクセスの良い場所に設置されている。
スティラコサウルス
白亜紀の草食恐竜であり、体重は2トンにも及ぶ。頭頂部にある大きな2本の長い角と、首や背中にある鱗状の鎧が特徴的であり、これらは攻撃と防御の役割を果たしたと考えられる。
東神楽バスセンター前の「かぐらベア」のわらアートは、高さ3.2メートルにも及ぶ作品。
稲わらで作られた 昨年に町内で収穫した「おぼろづき(お米)」の、田んぼ1区画分の稲わら(およそ180キロ)を乾かしてシート状に積み上げたものが使われている。 晴れている時ももちろん良いが、雨でもわらの特徴が出て異なる魅力がある。
スティラコサウルスのわらアートから車で10分ほどで着くため、ぜひ2つともセットで訪れたい。
わらアートは新潟県を中心に、主に秋の期間限定アートであり、紹介した東神楽町の作品も見れるのは今だけ。
冬の期間はわらを外して、骨組みにイルミネーションを取り付けることも考えているとのことで、期間後の行く末、次なる作品も楽しみだ。
Instagram:#東神楽わらアート
軽トラハウスに住み、旅暮らし(旅のような暮らし/暮らしのような旅)を送る。季節の移り変わりや、デザインの仕事、趣味に合わせて移動しつつ、全国各地のスポットを発掘する。自身がモバイルハウスに住むことから、車中泊MAPの作成に力を入れている。
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