アイランド神社とは、まるで海に浮かぶ孤島のように水田の真ん中に位置する小さな神社のことで、その特徴からこのように名付けた。埋め込まれたマップは関東地方のアイランド神社37箇所をピン打ちしたものである。本記事では、その中でも茨城県と千葉県にある特徴的なアイランド神社を4箇所紹介する。
1.愛宕神社(Googleマップで見る)
茨城県河内町にある愛宕神社。丸い形をした鎮守の森の正面に鳥居がひとつ設けてある。永遠に続くような田園風景の中で一際存在感を放つ印象的なアイランド神社である。この場所に火の神を祀る愛宕神社がある歴史的な背景が気になるところだ。
2.八幡神社(Googleマップで見る)
茨城県常総市にある八幡神社。背後には筑波山が望める象徴的なアイランド神社だ。八幡神社は土着的な神と天皇のご神霊が結びついた性格を持ちあわせた特別な神社である。この場所では冬になり樹木の葉が落ちるとヤドリギが現れることもあり、この地に宿る神聖な雰囲気を感じ取れる。
3.稲荷大明神(Googleマップで見る)
茨城県石岡市にある稲荷大明神。稲荷大明神とはその名の通りお米の守護神である。赤い鳥居が連なる風景が印象的でマニアの間では有名なアイランド神社である。田んぼの中程で斜めに向きを変えているが、地図で確認すると稲荷神社の総本宮である京都市の伏見稲荷大社の方角を向いていることが分かる。
4.水神社(Googleマップで見る)
鉄工職人として鉄を使った家具・照明・雑貨等を扱う鉄工ブランド 十てつ(トテツ)を運営している。土着的なものに興味があり、「風土」「建築」「工芸」などの地域に根差した分野のスポットを中心に発掘する。地元民おすすめMAPの作成に力を入れている。
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