【おはよう純喫茶#17】モック(愛知県名古屋市/ 名古屋駅)
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レトロな空間、ノスタルジックな喫茶体験ができる純喫茶を紹介する「おはよう純喫茶」。
タバコが吸えるお店や、モーニングセットの情報なども掲載。
本記事を読みながら趣のある朝を想像し、近くを通る際にはそんな趣のある朝を再現してみてはいかが?
8時前の商店街はまだ眠っている。「営業中」の札がかかるのは「モリムラ珈琲店」くらいのものだ。昭和51年創業の昭和が香るこの店で、街が起きだすのを待つことにする。

早朝の商店街の一角でどの店よりも早起きの珈琲店 photo by よだ なお
ドアを開けるとハンチングを被った高齢のマスターが出迎えてくれる。夫婦で営む店と聞いているが、今はマスターだけのようだ。注文すると「はーい!モーニングAセット!」と1人なのに言ってくれるのが何だか嬉しい。

街が目覚めるのを窓越しに眺めて photo by よだ なお
窓には鳥のステンドグラス調のオーナメントがかかる。桐生の朝の光を受けてダークブラウンの店内に4色のアクセントをつけているのが上品で粋だ。

高齢でも元気なマスターが毎日コーヒーを淹れるカウンター photo by よだ なお
香ばしいかおりがしてふとカウンターを見ると、マスターがドリッパーに湯を注いでいた。コロコロと水音を立てながら、サーバーにコーヒーが溜まっていく。
「コーヒー、いい香りですね」
そう話しかけると「そう?」とはにかみ笑いを浮かべるマスター。人生の大先輩なのに、その顔は子どものようにかわいい。

旅先の美味しいコーヒーが眠気を覚ます photo by よだ なお
ほろ苦くて酸味はそれほど感じない。キャラメルのような感じがする甘さと苦味を感じるコーヒーは絶品で、一口で目を見開いてしまった。まだ飲み始めだけど、おかわり決定。

トーストと割り箸の「御手もと」の組み合わせがまさに昭和の喫茶 photo by よだ なお
「はーい!どうぞー!」と元気な声と共にマスターがトーストを運んでくる。フォークではなく「御手もと」がつくのが堪らない。卵料理はどうも半熟至上主義のところがあるが、この店は黄身に膜を張った硬めの目玉焼き。むしろこういう店では硬めこそ正義だ。これぞ昭和レトロ。
一気に食べて店を出るのはもったいなくて、もうだいぶ長居をしている気がする。さっきコーヒーのおかわりも注文したから、この店の昭和レトロにもう少し浸らせてもらうことにしよう。
施設詳細
| 喫茶名 | モリムラ珈琲店 |
|---|---|
| 住所 | 群馬県桐生市本町6丁目1 |
| アクセス | 桐生駅下車 徒歩約10分 |
| 営業時間 | 7:30~18:00 水曜定休 |
| 駐車場 | あり |
| 備考 | モーニングは11:00まで |
よだ なお
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「郷土料理(ふるさとごはん)コーディネーター」として、いつものごはんやおやつに日本各地の郷土料理を作って暮らしています。旅という名の、郷土料理&ご当地グルメ調査に出かけるのがライフワーク。調査と試作を経た郷土料理のレシピを、エッセイとともにInstagramで発信中です。本を出すのが夢。
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