名スポットは迂回した先に。

【古民家カフェ#25】ブライトンティールーム コテージ(奈良県桜井市/ JR 巻向駅)【古民家カフェ】

おしゃれなカフェの汎用性は高く、ひと休みに最適な場所。そんなお店は巷に溢れているが、そんな中でも人におすすめしたくなるような「洒落っ気」や、「」のあるカフェを紹介する企画「お洒落カフェ」。

旅の一休みや、優雅な休日の昼下がり、心地よい体験ができること間違いなし。

 

ブライトン ティールーム コテージ

日本最古の神社の大神(おおみわ)神社。主祭神の化身が白蛇とあって、巳年の2025年はいつも以上に賑わっている。神秘的な神社を散策したら、静かな山里にある「ブライトン ティールーム コテージ」でティータイムはいかが?

三輪山の麓、小高くなったところに突然おしゃれカフェ Photo by よだ なお

異例の早さで梅雨明けした今年の日差しは容赦がない。店横の竹林が風でザワザワと揺れるのだけがかろうじて涼しさを演出している。見せ場の季節があっという間に終わった気の毒な紫陽花の間を抜けて店の入り口へ。

イギリスのリゾート地ブライトンが店名に Photo by よだ なお

ブライトンはイギリス有数の海浜リゾート地。海のない奈良県とブライトンは意外な組合わせだが、その理由は店主が長年ブライトンと奈良を行ったり来たりしているからだそう。

日本とイギリスが絶妙に混ざる店内 Photo by よだ なお

アンティークなイギリス家具やエリザベス女王の肖像、シルバーのティーポットやアフタヌーンティーのケーキスタンド。周りはイギリスのアイテムだらけでも、襖や格子戸、床の間の跡はきちんと残っていて「やっぱりここが日本の古民家なんだ」と分かる。

本格的なイギリスのティータイムを Photo by よだ なお

本格的な紅茶は約10種類。普段はコーヒー派だけど、ここはイギリス式に紅茶にしよう。おすすめされた「ラヴァーズ・リープ」は、注ぐとほのかな甘い香りがして、飲む前からもう美味しい。

ふっくらほかほかのスコーンと共に Photo by よだ なお

お茶のお供にはこれまた定番のスコーン。さっくりとふっくらしたスコーンにジャムを塗れば、紅茶の爽やかな渋みが甘さをさらに引き立てる。継ぎ足しのお湯も持ってきてくれて、たっぷりティータイムを楽しめるのも嬉しい。

愛犬と共に過ごせるテラス席(予約要) Photo by よだ なお

テラス席を見せてもらう。少し高台に位置するお店だから風がよく通って景眺めがいい。見渡す限り田舎だけれど、歴史を辿れば日本始まりの地。かつては渡来人が大勢訪れる国際都市だったんだろう。そういう意味ではここにイギリス色したカフェがあるのは、この上なくピッタリなのかもしれない。

店舗情報

店舗名 ブライトン ティールーム コテージ
住所 奈良県桜井市箸中400-1
アクセス JR 巻向駅から徒歩20分
営業時間 11:00〜16:00(土日祝は〜17:00)
火・水曜定休(変更等はInstagramなどで要確認)
駐車場 あり
備考 公式HP
公式Instagram
食事・アフタヌーンティー予約は公式HPでWEB予約可
テラス席を愛犬と一緒に利用する場合は予約要

案内人

よだ なお

郷土料理(ふるさとごはん)コーディネーター」として、いつものごはんやおやつに日本各地の郷土料理を作って暮らしています。旅という名の、郷土料理&ご当地グルメ調査に出かけるのがライフワーク。調査と試作を経た郷土料理のレシピを、エッセイとともにInstagramで発信中です。本を出すのが夢。

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