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おしゃれなカフェの汎用性は高く、ひと休みに最適な場所。そんなお店は巷に溢れているが、そんな中でも人におすすめしたくなるような「洒落っ気」や、「趣」のあるカフェを紹介する企画「お洒落カフェ」。
旅の一休みや、優雅な休日の昼下がり、心地よい体験ができること間違いなし。
烏丸御池駅周辺は京都の中心地街歩きが楽しいエリアだけど、難点は人が多いこと。人混みに酔ったときは路地裏にある「カフェ 火裏蓮花(かりれんげ)」がいい隠れ家になる。
うっかり見落としてしまいそうな路地裏の入り口 Photo by よだ なお
入口は住宅と住宅の間の狭い隙間で、カメレオンのように周りの景色に溶け込んでいる。知らなければ通り過ぎてしまうから、初めて行く時はご用心。
路地が少し開けたところにあるカフェ。右手にはまだまだ路地が続く Photo by よだ なお
入口だけではなく、お店自体も大きな木でかくれんぼ。秘密基地みたいでワクワクしてしまう。
れんげの花に囲まれた年代物の鉢や手押しポンプ Photo by よだ なお
店先には店名にもあるれんげの花がある。つぼみがたくさんあるから、これからピンク色の花が咲き乱れるんだろう。
よく陽の光が入る明るい店内 Photo by よだ なお
ドアを開けると中は案外広く感じるのは、入口側も奥の箱庭側も大きな窓があり、明るいからかもしれない。シックな色合いのインテリアで「おこもり感」もありつつ、圧迫感とも無縁。表通りの喧騒は全く聞こえず、店内はとても落ち着く。
人気のランチ「Bピラフ」。ピラフと言いながらじっくり煮込まれた奥行きのあるデミグラスソースがバターライスにかかっている。とろとろの鶏もも肉がごろごろ入っているのが嬉しい。
食後のミニコーヒーと言いながらしっかり1杯分なのが嬉しい Photo by よだ なお
ランチにはコーヒー付き。しっかりした苦味とコクが感じられ、これぞ王道のコーヒーという感じだ。冷めて少しずつ味が変わっていくのも楽しみながら、ふとコーヒー色したテーブルを見ると…
テーブルの木の節がコーヒー豆みたい Photo by よだ なお
コーヒー豆そっくりな木の節が2つ並んでいた。どうやらテーブルも一緒にコーヒーブレイクしていた模様。
お店を出るときの店員さんの「お気をつけて」が京都のイントネーションで、関東生まれのわたしはそういうのが嬉しい。狭い路地を戻りながらこっそり真似して言ってみる。ここからの街歩きは京都人気分で楽しむとするか。
店舗情報
店舗名 | カフェ 火裏蓮花 |
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住所 | 京都府京都市中京区柳八幡町74-4 |
アクセス | 地下鉄 烏丸御池駅から徒歩6分 地下鉄 京都市役所駅から徒歩6分 |
営業時間 | 12:00〜18:00(ラストオーダー17:00) 火・水曜定休(変更等はInstagramなどで要確認) |
駐車場 | なし |
備考 | 公式Instagram |
よだ なお
「郷土料理(ふるさとごはん)コーディネーター」として、いつものごはんやおやつに日本各地の郷土料理を作って暮らしています。旅という名の、郷土料理&ご当地グルメ調査に出かけるのがライフワーク。調査と試作を経た郷土料理のレシピを、エッセイとともにInstagramで発信中です。本を出すのが夢。
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